第6回九州心不全緩和ケア深論プロジェクトについてお知らせします.
日時:2019年2月23日(土曜日)
会場:久留米大学 筑水会館(久留米市旭町67)中会議室
特別講演:平井啓先生(大阪大学大学院人間科学研究科人間科学専攻 准教授)
次回の深論は「行動経済学」の権威,平井 啓先生をお招きしご講演いただきます.
詳細は変更される可能性がありますのでご容赦ください.
本ウェブサイトでの情報あるいはTwitterでの発信でご確認ください.
11月下旬頃,下記のPeatixサイトにて募集を行う予定です.
ぜひグループのフォローをお願いします.
Peatix 九州心不全緩和ケア深論プロジェクト メインページ
「行動経済学」とは
いきなりですが,あなたならどちらを選びますか?
A.無条件に100万円もらえる
B.コインを投げて表なら200万円もらえるが裏なら1円ももらえない
この質問ではAを選ぶ人が多いと言われています.
では次に,200万円の借金があるという前提で
C. 無条件に借金が100万円に減る.
D.コインを投げて表なら借金が帳消しに,裏なら200万円のまま.
この問いになるとDを選ぶ人が多いと言われています.
これは人間は目の前に利益があると、利益が手に入らないというリスクの回避を優先し、損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする傾向;損失回避性があるため,とされています.
これは行動経済学の代表的な例です.行動経済学とは,経済学の数学モデルに心理学的に観察された事実を取り入れていく研究手法とされています.
なんで深論にいきなり行動経済学がでてくるのか?それは行動経済学の考え方をうまく活用することで,緩和ケアの推進ができるのではないか?と考えられているからです.
興味を持たれた方はぜひ深論へ!
参考:医学書院 週間医学界新聞「行動経済学×医療」
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03237_06
「医療現場の行動経済学:すれ違う医者と患者」大竹文雄,東洋経済新報社 Amazon