【第7回深論情報 第一弾:高田さん突撃取材編】

みなさんこんにちは!事務局の大森です。

さて、2019年7月6日(土)の深論までいよいよあと1ヶ月を切りました!

今回の投稿では深論の第一演題「心不全緩和ケアの評価尺度について考える」についてご紹介したいと思います!

国立循環器病センターの髙田さんが突撃取材に快く応じてくださいました!
気になるその内容についてお届けします!

大森:
高田さん、今回の発表はよろしくおねがいします!

高田:
よろしくお願いします!
今回は、私が心不全緩和ケアの評価尺度についてお話させていただいたあとで、他のおふたりの先生方がお話しになる患者さんの身近な問題である“食”や精神的な苦痛という問題について、多施設・多職種の方々と「よりよいケア」について考えるよい機会になるだろうと今からワクワクしています。


大森:
心不全緩和ケアの評価尺度…と普段診療をしていると聞き慣れない言葉ですが、一体どんなものなのでしょうか?

高田:
「よりよい心不全の緩和ケアとは何か」を判断する際の基準となる指標・・・・いわゆる判断する際の“ものさし”となるツールを言います。

大森:
なるほど!わかりやすいご解説ありがとうございます。
どうしてこの尺度が必要なんでしょうか?

高田:
現在、心不全緩和ケアのガイドラインはなく、各施設で何をすればよいか模索しながらケアをしているのではないでしょうか。そのため、各施設で行われている緩和ケアの体制やケアの内容にはばらつきがあり、患者さん・ご家族に提供されている緩和ケアの質は一定とはいえない現状があるように思います。

心不全緩和ケアの評価尺度は、自施設の緩和ケアの質を定量化して評価することができるツールであるため、より良いケアを検討する際に有用です。

また、がんをはじめとした他領域の医療者にこの評価指標を知ってもらうことで、心不全緩和ケアの特徴の認知が高まり、心不全の緩和ケアが他領域に広がる可能性を秘めていると感じています。

大森:なるほど…たしかに飯塚病院でも心不全緩和ケアを実践するチーム(HST)を担当させてもらっていますが、「何をすることが緩和ケアなのか?」ということは常にモヤモヤしながら実践しています。
国立循環器病研究センターではどのように使用されていますか??

高田:
当院では、2017年度、多施設共同研究により4つの領域で構成された35の質評価指標を策定しました。当院では、この質評価指標を用いた評価を行い、質の改善に向けた取り組み(たとえば、スクリーニングの実施と定期的な評価、診療記録への記載内容の変更など)を行っています。

大森:
さすが国循…!すごいですね!
では、当日ご参加いただける方へのメッセージをお願いいたします!

高田:
「よりよい心不全の緩和ケアは何か」を皆様方との議論を通して、より深めていきたいなと思います!評価尺度の一つであるアドバンス・ケア・プランニングのマニュアルの整備についても当院の取り組みを題材にして、皆様方と質の高いケアに向けて何ができるか語り合いたいと思っておりまので、どうぞよろしくお願いいたします。

大森:
お忙しい中ありがとうございました!

これは待ち遠しいですね!!
当日はより詳しく実践的な内容が聞けることと思います!
みなさまどうかお楽しみに!

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